台湾旅行を計画していて、ランタン飛ばしははずせませんよね。
幻想的な夜空に願いを込めて放つランタンの光景は、まさに一生の思い出になる体験です。
でも、初めてだと「台湾のランタン飛ばしってどこでできるの?」「いつ行けばいいの?」「予約は必要?」「料金やマナーは?」など、わからないことだらけではないでしょうか。
この記事では、台湾ランタン飛ばしの魅力や開催時期、人気の場所、所要時間、料金、持ち物や服装、そしてランタンを飛ばしたその後の行方まで、実体験を交えながら初心者にもわかりやすく解説しています。
また、十分や平渓天燈節などの有名スポットの違いや、女子旅にぴったりのフォトジェニックな楽しみ方、雨の日の対策、注意点やマナーなども詳しく紹介。
この記事を読めば、台湾でのランタン飛ばし体験を安心して楽しむ準備ができるはずです。
- 台湾でランタン飛ばしができる場所や時期
- ランタン飛ばしの料金や支払い方法の違い
- 雨天時や強風時の対応や注意点
- フォトジェニックな撮影方法と周辺観光地の楽しみ方
台湾ランタン飛ばしの魅力を徹底解説!

- ランタン飛ばしその後はどうなる?
- おすすめのベストシーズンは?
- ランタン飛ばし体験の所要時間と事前予約
- 合わせて行きたい周辺観光スポット
- 料金と支払い方法を徹底比較
ランタン飛ばしその後はどうなる?
台湾のランタン飛ばしでは、空に放たれたランタンが約7〜8分かけて風に乗って飛行し、平均2km、風が強い日には最大で5kmほど移動します。
飛んだランタンは空中で燃え尽きるわけではなく、最終的には山林や川沿い、道端などに落下します。
私は十分でランタンを飛ばしたとき、空高く舞い上がっていくランタンを見送った後、少し罪悪感を感じたのを覚えています。願い事を込めて飛ばしたとはいえ、その行方が気になってしまったのです。
実は落下したランタンの回収作業は、地元住民やボランティア、またそれを職業としている方々によって行われています。
特に竹製の骨組みは回収後に再利用され、お店によっては1個あたり約9元で買い取られることもあります。
紙の部分は乾燥させてから回収し、トイレットペーパーなどにリサイクルされるケースもあります。
最近では、環境への配慮から紙製骨組みや燃え尽きるタイプのエコランタンも登場していますが、まだ一般にはあまり普及していません。
コストの高さがネックとなっているのが現状です。環境や安全面での課題もあることを理解した上で、ランタン飛ばしを体験することが、より意義のある思い出になると感じました。
おすすめのベストシーズンは?

台湾でランタン飛ばしを体験するなら、最も幻想的で特別感があるのは旧暦の元宵節、毎年2月頃に開催される平渓天燈節の時期です。

私は2024年2月にこの祭りに参加しましたが、数百個のランタンが夜空に一斉に舞い上がる光景は圧巻でした。
この時期は願い事を込めて一緒に飛ばす人々の表情も印象的で、まるで祈りが夜空に吸い込まれていくような感覚になります。
2月以外の時期でも新北市平渓区の十分では、天気が良ければ毎日ランタンを飛ばすことができます。
私は10月に訪れた際、十分老街の線路沿いでランタンを飛ばしました。
この時期は観光客が少なく、自分のペースでゆっくりと体験できるのが魅力でした。
ランタンのお店は通年営業しており、朝から夜まで好きな時間に飛ばせるため、混雑を避けたい人にはぴったりです。
観光メインで訪れるなら、平日や2月以外のオフシーズンがおすすめです。
ただし、一斉に飛ぶ迫力を味わいたいなら、やはり元宵節の平渓天燈節を狙うのがベストです。
それぞれに違った魅力があるので、旅のスタイルに合わせて時期を選ぶと、より充実した体験ができます。
ランタン飛ばし体験の所要時間と事前予約


台湾でランタン飛ばしをする場合、体験にかかる時間は約1時間ほどが目安です。
私は台北から日帰りで十分を訪れ、午前中に老街を歩きながらランタンショップを物色し、午後にランタンを飛ばしました。
選ぶランタンの色や願い事を書く時間、記念撮影なども含めて、だいたい1時間弱でスムーズに楽しめました。
十分瀑布などの観光も一緒に楽しむ場合は、少なくとも2〜3時間は予定しておくと安心です。
夜に飛ばすとランタンの光がより幻想的に映えるため、夕方以降の時間帯が特に人気です。
19時ごろが一番混み合う印象でしたが、写真映えを狙うならやはりこの時間帯が最適です。
予約についてですが、通常の十分でのランタン飛ばしは事前予約不要です。
現地には線路沿いに多数のショップがあり、飛ばす時間やお店もその場で自由に選べます。
ただし、旧暦元宵節に開催される平渓天燈節では、整理券の配布があり、事前申し込みやツアー参加が必要な場合もあるため注意が必要です。
私の体験では、平日なら行列もほとんどなくスムーズに飛ばせましたが、週末や連休は観光客で混雑するため、少し早めの到着を心がけると良いでしょう。短時間で充実した体験ができるのが、ランタン飛ばしの魅力の一つです。
合わせて行きたい周辺観光スポット


台湾でランタン飛ばしを体験するなら、十分エリアの観光もぜひ組み合わせて楽しんでみてください。
私が初めて訪れたときは、十分老街を歩きながらローカルグルメを食べたり、周辺の自然スポットを巡ったりして、半日では足りないほどの充実感がありました。
ランタンを飛ばすだけで帰るのはもったいないと感じたほどです。
まずおすすめなのが、ランタン飛ばしのメインエリアでもある十分老街です。
線路のすぐそばに店が建ち並び、電車がすぐ横を通るという独特の風景がとても印象的でした。
お店では、焼きソーセージや黒糖スイーツなど台湾らしい食べ物を味わえます。
道の両側にランタンショップがずらりと並んでいて、どこも写真映え抜群です。
そこから徒歩圏内にある十分瀑布は、台湾最大級の滝として知られています。
落差20メートル、幅約40メートルの水のカーテンは迫力満点で、自然の中でのリフレッシュにも最適です。
私もランタン飛ばしのあとに立ち寄って、マイナスイオンに癒やされました。
また、鉄道を使って菁桐老街や猴硐猫村へ足を延ばすのもおすすめです。
菁桐ではランタンの歴史に触れられ、猴硐では猫たちとのんびり過ごす時間が楽しめます。
十分からは九份にもアクセス可能で、幻想的な夜景とノスタルジックな街並みを堪能できます。
どのスポットも台北からの日帰り圏内で、ランタン飛ばしと合わせることで旅の満足度がぐんと高まります。
料金と支払い方法を徹底比較


台湾のランタン飛ばしは、料金が明確で観光客にとってもわかりやすい点が嬉しいところです。
私は十分で4色のランタンを選び、250元ほどで購入しました。
日本円でおよそ850円くらいと、特別な体験の割にリーズナブルだと感じました。
ランタンの価格は、色の数やサイズによって変わります。
最もシンプルな単色のランタンは100〜150元で販売されており、1色だけに願い事を書くスタイルです。
4色のランタンになると、それぞれの色に異なる願いを込められるため人気が高く、値段は200〜250元が相場です。
さらに豪華な8色ランタンは350元前後ですが、よりカラフルで写真映えします。
支払いは、現地の小さなランタンショップでは現金のみ対応というところがほとんどです。
私が訪れた数店舗もすべて現金払いで、クレジットカードは使えませんでした。
台湾ドルをある程度用意しておくと安心です。十分のような観光地でも、交通系ICカードや日本で普及しているQR決済はほぼ使えないため、支払い方法は事前に確認しておきましょう。
クレジットカードや電子マネーを使いたい場合は、ツアー会社を利用するのが一番確実です。
私は一度、台湾現地のツアー予約サイトから事前にランタン飛ばしを組み込んだプランを申し込み、オンライン決済で完結できました。クレカ払いが可能なうえ、ホテル送迎付きでスムーズでした。
自分で行く場合は現金持参、便利さを重視するならツアーや事前予約がおすすめです。
どちらにしても、体験自体は数百円で済み、十分にその価値を感じられる思い出になります。



現金しか使えないお店が多いので、両替は事前にしておくのが安心です
台湾ランタン飛ばしをもっと楽しむための情報
- 服装と持ち物のチェックリスト
- ランタン飛ばしができる場所の違いと選び方
- 女子旅のフォトジェニック体験
- 注意点とマナーについて
- 雨の日にするには?天候対策と代替案
服装と持ち物のチェックリスト


台湾でランタン飛ばしを楽しむなら、服装や持ち物の準備も大切です。
特に2月の元宵節シーズンは気温が下がることが多く、私が体験したときも昼間は過ごしやすい陽気だったのに、夕方から一気に冷え込みました。
夜のランタン飛ばしは特に冷えるので、服装はしっかり準備したほうがいいです。
おすすめは、重ね着しやすい長袖インナーやカーディガン、それに暖かいアウターです。
防寒用のコートやマフラー、手袋も用意しておくと安心です。
私は薄手のダウンジャケットを持参して大正解でした。
また、天気が変わりやすい山間の地域なので、雨具も欠かせません。
傘よりもレインコートや防水パーカーが便利で、ランタンを飛ばすときに両手が空くのでとても楽です。
足元も見落としがちですが重要です。
老街や滝までの道は石畳やぬかるみもあるため、防水性のあるスニーカーがベストです。
おしゃれ重視でパンプスを履いてきた友人は、足元が冷えて後悔していました。
持ち物としては、台湾ドルの現金、スマホ、モバイルバッテリーは必須です。
ランタンを飛ばす前に写真撮影をたくさんするので、バッテリーが減るのが早く、私は途中でモバイルバッテリーを使って充電しました。
さらに、小さなリュックがあると荷物をまとめて背負えて両手も空くので、動きやすくなります。
ほかにも、ウェットティッシュや除菌シート、軽食、飲み物などを持っていると安心です。
特に混雑時には屋台に並ぶのも一苦労なので、事前に飲み物を持っておくと快適に過ごせます。
こうした準備が整っていれば、ランタン飛ばしの時間を100%楽しむことができます。
ランタン飛ばしができる場所の違いと選び方
台湾でランタン飛ばしを体験するなら、どこで飛ばすかによって雰囲気や体験の内容が大きく変わります。
私が初めて訪れたのは十分老街の中心部で、線路沿いに並ぶお店からランタンを買い、その場で飛ばしました。
狭い商店街の中に観光客がひしめき合い、すぐ近くを電車が通るという非日常の空間にワクワクしました。
賑やかでフォトジェニックな体験をしたい人には、まさにぴったりの場所です。
一方で、もっとゆったりと空に舞い上がるランタンを見届けたいなら、十分駅から少し離れた開けたエリアの店舗を選ぶのがおすすめです。
人混みも比較的少なく、自分のランタンが空高く昇っていく様子を静かに見守ることができました。
周囲に高い建物が少ないため、ランタンがどこまでも飛んでいくのが見えるのも魅力です。
さらに、旧暦の元宵節に開催される平渓天燈節では、数百個のランタンが一斉に空へ放たれます。
そのスケールの大きさは圧巻で、まさに映画のような光景が広がります。
ただし、参加には整理券が必要で、非常に混雑するため、早朝からの行動やツアーへの参加が望まれます。
どの場所で飛ばすかは、体験のスタイルによって選ぶのがポイントです。
賑やかな雰囲気を楽しみたい人は老街、静かに景色を楽しみたい人は駅近の開けた場所、伝統行事の雰囲気を味わいたい人は天燈節の時期に合わせると、旅の満足度が一気に高まります。
女子旅のフォトジェニック体験


女子旅で訪れる台湾で、ランタン飛ばしは絶対に外せない体験のひとつです。
私たちが十分で体験したときも、ランタンに願い事を書き込むところからワクワクが始まりました。
ピンクや紫、オレンジなど好きな色を選び、それぞれに思いを込めるのがとても楽しく、写真映えも抜群でした。
ランタンを飛ばす瞬間は特にフォトジェニックで、火を灯してからゆっくりと空に昇っていく様子は動画でも写真でも美しく残せます。
夕方から夜にかけては空が暗くなっていく時間帯で、ランタンの光がより際立ち、幻想的な雰囲気が漂います。
私たちはスマホの連写機能と動画を駆使して、お互いに撮影し合いながら楽しみました。
十分老街自体もとても写真映えするスポットで、線路の上でランタンを持って撮る定番カットはもちろん、レトロな街並みを背景にしたポートレートも素敵です。
時間があれば、そこから九份へ移動して、提灯が灯る幻想的な坂道を歩きながらの撮影もおすすめです。
夕方から夜の九份は、まるでジブリ映画の世界に迷い込んだような気分になります。
ランタン飛ばしをするなら、日が暮れる少し前からスタンバイして、夕暮れから夜への変化を写真で楽しむのがコツです。お気に入りの服で、少し華やかなコーディネートを意識すると、SNS映えする旅の1枚が撮れるはずです。
注意点とマナーについて


台湾でのランタン飛ばし体験を安全かつ楽しく過ごすには、注意点やマナーを事前に知っておくことが大切です。
私が十分で体験したときも、観光客の多さに驚きつつ、現地スタッフの丁寧な指示があったおかげで安心して楽しめました。
まず大切なのは、公式に認められた店舗でランタンを購入することです。
安全基準を満たした素材が使われており、環境や火災のリスクを最小限に抑えられます。
特に夜は風が出やすく、火の扱いにも注意が必要です。
火を灯すときはお店の人がサポートしてくれるので、無理に自分で操作しないようにしましょう。
十分老街では、線路のすぐ脇でランタンを飛ばす場所もありますが、本当に電車が通るのでびっくりしました。
列車が近づくとスタッフが警笛を鳴らし、全員が一度退避するシーンもあります。
安全確保のために、現地の人の指示には必ず従いましょう。
また、観光地として人気の場所だけに、マナーも大切です。
ゴミは持ち帰る、他の人の写真撮影を邪魔しない、大声で騒がないといった基本的な行動が求められます。
ランタンに書く願い事も、公共の場であることを意識して配慮ある内容にするのが理想です。
私自身、初めてのランタン体験では周囲の観光客の行動がとても気になりました。
だからこそ、自分自身は気持ちよくマナーを守って過ごそうと意識しました。
きちんとルールを守れば、台湾の美しい文化を心から楽しめるはずです。
雨の日にするには?天候対策と代替案
台湾旅行で予定していたランタン飛ばしの日に雨が降ってしまったらがっかりしますよね。
私たちも実際、当日は朝から小雨が降っていて不安でしたが、十分の多くのランタン店では普通に営業しており、予定通り体験することができました。
十分のランタンはある程度の雨には耐えられるような素材でできていて、少しの濡れであれば問題なく空へ飛んでいきます。
ただし、風が強かったり、雨脚が急に強くなった場合は、安全のために飛ばすのを中断することもあるので、その判断は現地のスタッフに任せるのが安心です。
風が強い日はランタンが流されて事故の原因になることがあります
雨の日に飛ばす場合は、服装の工夫が必要です。
私たちは事前にレインコートと防水スニーカーを用意していたので、両手が自由で動きやすく、足元も気になりませんでした。傘は片手がふさがってしまうので、ランタン飛ばしには向いていません。
電子機器の防水も要注意です。
スマホやカメラは濡れると故障の原因になるので、防水ケースやジップ付きの袋でしっかり保護しておきましょう。
私は100円ショップで買ったスマホ用の防水ポーチを使って、大事な写真もちゃんと撮れました。
もし天候が悪くて中止になってしまった場合でも、十分老街の散策やカフェ巡りで十分に楽しめます。
レトロな街並みは雨の日ならではのしっとりとした雰囲気があり、それもまた趣があります。
もしくは、九份や猫村など、屋根付きのスポットに移動するのもいいリカバリープランになります。
ランタン飛ばしは天候に左右される体験ですが、準備と心構え次第で、雨の日でも素敵な思い出を作ることができます。


台湾ランタン飛ばしはいつがベスト?のポイントまとめ
記事をまとめます。
- 台湾ランタン飛ばしは、旧暦の元宵節(2月頃)に開催される平渓天燈節が特に人気
- 十分では年間を通してランタン飛ばし体験が可能で、予約なしでも楽しめる
- ランタンは風に乗って2〜5kmほど飛び、自然分解せず地上に落下する
- 飛ばした後のランタンは地元住民やボランティアが回収・リサイクルしている
- ランタンには色ごとに意味があり、願い事を自由に書き込める
- 一番人気のランタンは4色タイプで、200〜250元(約700〜900円)ほど
- 現地の店舗では現金払いが基本で、クレジットカード対応はほとんどない
- 雨の日でもランタン飛ばしは可能だが、強風時は中止されることもある
- 夜の時間帯に飛ばすと、ランタンの光がより幻想的に映える
- 撮影を楽しみたいなら夕暮れから夜にかけてがベストタイミング
- 十分老街ではレトロな街並みや線路沿いの風景もフォトジェニック
- 九份や猴硐猫村など、周辺の観光地とセットで回るのがおすすめ
- 防寒・防水対策をしっかり行い、動きやすい服装と靴で臨むと快適
- 安全面とマナーを守るため、公式の販売所でランタンを購入するのが安心
- フォトジェニックな女子旅には、色鮮やかなランタンとレトロな背景が好相性