悠遊カードはどこで買う?台湾旅行前に知りたい全情報

台湾旅行の計画を立てていると、「悠遊カードはどこで買うのが一番いいんだろう?」という疑問が浮かびますよね。

台湾のSUICAとも言えるこの便利なカード、実は購入方法がたくさんあって、どこで手に入れるかによって旅のスタートのスムーズさが変わってきます。

例えば、日本で購入する悠遊カードの事前購入という選択肢もあれば、現地で手軽に買う方法もあります。
気になる悠遊カードの値段や、集めたくなるほど可愛いデザイン、人気のキーホルダー型の存在も気になるところ。

さらに、悠遊カードのチャージはいくらが適切なのか、そもそも日本でチャージは可能なのか、便利な公式アプリの使い勝手、そして悠遊カードは日本で使うことができるのか、といった次から次へと出てくる疑問をこの記事でスッキリ解決していきましょう。

この記事を読むことで、以下の点が明確になります。

  • 台湾と日本での具体的な購入場所
  • 値段やキーホルダー型など豊富なデザイン
  • チャージ方法と旅行に最適な金額の目安
  • 日本での利用可否や便利な公式アプリの存在
目次

悠遊カードはどこで買う?現地と日本の購入法

  • 悠遊カードの値段はいくら?
  • 豊富なデザイン
  • 人気のキーホルダー型
  • 日本で購入する注意点
  • 便利な事前購入方法

悠遊カードの値段はいくら?

悠遊カードを手に入れる第一歩として、まず知っておきたいのがその値段ですよね。
基本的な悠遊カードの値段は、1枚100元(約450円)です。

これはカード本体の購入代金であり、デポジット(預り金)ではないため、カードを返却しても100元は戻ってこないので覚えておきましょう。

購入した時点ではカード内の残高は0元なので、利用する前に必ずチャージ(入金)が必要になります。

このスタンダードなカードは、台北や高雄などのMRT(地下鉄)駅にある自動券売機や窓口、またはセブンイレブンやファミリーマートといった市内の至る所にあるコンビニエンスストアで気軽に購入できます。

特に、空港に到着してすぐ、MRT駅や空港内のコンビニで手に入れておくと、市内への移動がとてもスムーズになるのでおすすめです。

ただし、これはあくまで最もシンプルな通常カードの場合です。

後ほど詳しく触れますが、キャラクターとコラボした限定デザインや、キーホルダー型の特別な悠遊カードは、100元以上することがほとんど。

デザインによっては300元~500元、あるいはそれ以上の値段が付くこともあります。
旅の記念やデザイン性を重視するなら、少し予算を多めに見ておくと良いかもしれません。

豊富なデザイン

悠遊カードの魅力は、その便利さだけにとどまりません。
もう一つの大きな楽しみが、驚くほど豊富なデザインのバリエーションです。

台湾では、単なる交通系ICカードという枠を超え、自己表現やコレクションのアイテムとしても親しまれており、毎月のように新しいデザインが登場します。

例えば、日本の人気アニメ『SPY×FAMILY』や『ちいかわ』、サンリオキャラクターなどとのコラボデザインは非常に人気があり、発売されるとすぐに話題になります。

また、台湾ならではの小籠包やタピオカミルクティーをモチーフにした可愛らしいデザインや、有名観光地である台北101が描かれたスタイリッシュなものまで、見ているだけで楽しくなるカードがたくさんあります。

これらの特別なデザインのカードは、主に台湾現地のコンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマートなど)で販売されています。

レジ横の棚などに陳列されていることが多いので、台湾に到着したらぜひチェックしてみてください。

ただし、限定品は売り切れると再入荷しないことも多いため、「これだ!」というデザインに出会えたら、その場で購入するのがおすすめです。

旅の記念やお土産にもぴったりなので、お気に入りの一枚を探すのも台湾旅行の醍醐味の一つと言えるでしょう。

人気のキーホルダー型

通常のカード型に加えて、台湾の悠遊カードには遊び心あふれる、キーホルダー型が存在し、観光客や地元の人々から絶大な人気を集めています。

これは単なるカードではなく、カバンや鍵に付けてアクセサリーのように持ち歩ける立体的なデザインが特徴です。

そのデザインは多岐にわたり、例えばポケモンの「モンスターボール」を忠実に再現したものや、台湾の国民的ドリンク「ヤクルト」そっくりのミニチュア型、さらには有名なお菓子や飲料のパッケージをかたどったユニークなものまで、コレクター心をくすぐるアイテムが満載です。

これらはICチップを内蔵しており、機能は通常のカードと全く同じ。
MRTの改札やコンビニのレジで、キーホルダーをかざすだけでピッと支払いが完了します。

キーホルダー型の悠遊カードは、主に台湾現地のコンビニや、一部のオンラインショップで購入できます。
価格は通常のカードより少し高めで、デザインにもよりますが300元から500元程度が目安です。

非常に人気が高く、特に限定コラボ品はすぐに売り切れてしまうことも珍しくありません。
もしお目当てのキーホルダー型があるなら、見つけ次第すぐに手に入れることをお勧めします。

実用的なだけでなく、旅の思い出を形として残せる素敵なアイテムになります。

日本で購入する注意点

「台湾に到着してすぐに使いたいから、日本にいるうちに悠遊カードを手に入れておきたい」と考える方もいるでしょう。

実際に、日本国内からでも悠遊カードを購入する方法は存在します。
主な購入場所は、Amazonや楽天といった大手ECサイトです。

これらのサイトでは、現地ではもう手に入らないような過去の限定デザインや、人気のキャラクターコラボ、キーホルダー型など、多彩なカードが出品されていることがあります。

ただし、日本で購入する際にはいくつか注意点があります。
最大のデメリットは、価格が現地で購入するよりも割高になる傾向があることです。

多くは輸入販売や個人による出品のため、送料や手数料が上乗せされており、定価の2倍から3倍、あるいはそれ以上の価格で販売されていることも少なくありません。

また、ECサイトで購入したカードは、基本的にチャージされていない状態で届きます。
そのため、台湾に到着後、結局はMRTの駅やコンビニでチャージする手間が発生します。

デザインに強くこだわりたい、特定の限定品がどうしても欲しいという場合を除き、コストパフォーマンスや手軽さを考えると、現地で購入する方がメリットは大きいかもしれません。

▼日本での事前準備と現地購入の比較

購入方法メリットデメリットおすすめな人
日本のECサイト・日本で現物を事前に入手できる
・限定デザインを選んで買える
・価格が割高
・現地でのチャージが必須
デザインを最優先したい人
台湾現地購入・定価(100元~)で購入できる
・その場でチャージしてすぐ使える
・現地で探す手間がかかる
・限定品は売り切れの可能性あり
価格と手軽さを重視する人

便利な事前購入方法

日本国内のECサイトで購入するのは割高かもしれないけれど、やはり事前に準備できる安心感は捨てがたい、と考える方も多いはずです。

そんな方におすすめなのが、KKdayKlookといった旅行系アクティビティ予約サイトを利用した事前購入です。

この方法は、日本国内で予約・決済を済ませ、台湾の空港に到着した際に専用カウンターでカードを受け取るという流れになります。

この方法の大きなメリットは、価格が現地とほぼ変わらない点です。
ECサイトのようにプレミア価格がつくことはなく、キャンペーンを利用すればむしろお得になることさえあります。

また、事前にチャージされた状態のカードを選べるプランや、SIMカードとセットになったお得な商品も用意されており、台湾到着後の手間を大幅に省くことができます。

日本語で手続きが完結するのも、海外旅行に不慣れな方にとっては心強いポイントでしょう。

ただし、デメリットも存在します。
一つは、受け取り場所が桃園国際空港や高雄国際空港など、指定のカウンターに限られる点です。

カウンターの営業時間も確認が必要で、深夜や早朝のフライトを利用する場合は注意が必要です。
また、カードのデザインは基本的に選べず、ランダムで渡されることがほとんどです。

利便性と価格を重視し、デザインにはこだわらないという方にとって、この事前予約は非常に賢い選択肢と考えられます。

悠遊カードはどこで買うか決めた後の使い方

  • チャージはどこでできる?
  • チャージはいくらが目安?
  • 日本でチャージできる?
  • 便利な公式悠遊カードのアプリとは
  • 日本で使うことは可能か

チャージはどこでできる?

無事に悠遊カードを手に入れたら、次に行うべきはチャージ(入金)です。
チャージできる場所は台湾の至る所にあり、非常に簡単に行えるので安心してください。

最も便利な場所は、やはりMRT(地下鉄)の各駅です。
駅構内には、加値機と呼ばれるチャージ専用機や、券売機にチャージ機能が付いているものが設置されています。

これらの機械は日本語表示に切り替えることができるので、言葉の心配は全くありません。
操作はとても直感的で、画面の指示に従ってカードを所定の場所に置き、現金(台湾ドル)を投入するだけです。

ただし、多くの機械はお釣りが出ない仕様になっているため、100元札や500元札など、チャージしたい金額ちょうどの現金を用意しておくとスムーズです。

もし機械の操作に不安がある場合や、細かいお金がない場合は、駅の窓口でもチャージをお願いできます。

窓口の係員に悠遊カードと現金を渡して、「チャージ、プリーズ」や、中国語で「加値(ジャーヂー)」と伝えれば大丈夫です。

また、セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニエンスストアでも、レジで同様にチャージが可能です。
街歩きの途中で残高が少なくなっても、すぐ近くのコンビニで気軽に追加できるのは本当に便利ですね。

チャージはいくらが目安?

悠遊カードに、いくらチャージしておけば良いかは、滞在日数や旅のスタイルによって変わってくるため、多くの旅行者が悩むポイントです。

まず一つの目安として、2泊3日程度の短い旅行であれば、最初に500元(約2,250円)から1,000元(約4,500円)程度をチャージしておくと安心感があります。

例えば、桃園空港から台北駅までのMRT料金が片道約160元なので、往復だけで320元かかります。
これに加えて、台北市内のMRT初乗り運賃が約20元から。

市内観光で1日に数回MRTやバスを利用し、コンビニで飲み物やお菓子を買うことを考えると、1日あたり200元から300元くらい使う計算になります。

そのため、1,000元チャージしておけば、残高を気にせず快適に過ごせるでしょう。

もしチャージしすぎて残高が余ってしまっても、心配はいりません。

悠遊カードは交通機関だけでなく、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、一部の飲食店や観光施設の入場料支払いなど、非常に幅広い場所で利用できます。帰国日の空港で、お土産を買ったり、最後にドリンクを買ったりして使い切ることができるので、少し多めにチャージしておくのも一つの手です。

足りなくなったらすぐにコンビニや駅で追加チャージできるので、まずは500元から始めて、必要に応じて都度チャージしていくスタイルも良いかもしれません。

日本でチャージできる?

台湾旅行で大活躍した悠遊カード。

「次の旅行のために、日本にいるうちにチャージしておきたい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらその答えは「ノー」です。

悠遊カードへのチャージは、台湾現地でのみ可能となっており、日本国内でチャージする方法は現在のところありません。

これは、悠遊カードのシステムが台湾の金融ネットワークに接続されているためです。

チャージは、前述の通り、台湾のMRT駅にあるチャージ機や窓口、またはセブンイレブン、ファミリーマートといった現地のコンビニエンスストアなどで、現金(台湾ドル)を使って行う必要があります。

クレジットカードや日本円でのチャージもできない点を覚えておきましょう。

日本から事前にチャージ済みのカードを準備したい場合は、唯一の方法として、KKdayやKlookなどの旅行予約サイトで、チャージ済み悠遊カードを予約し、台湾の空港で受け取るサービスを利用することになります。

この場合でも、日本で、チャージという行為を行うわけではなく、あくまでチャージ済みの商品を購入するという形です。

したがって、カードの残高が少なくなった際の追加チャージは、やはり台湾現地で行うことになります。

便利な公式悠遊カードのアプリとは

悠遊カードをさらに便利に使いこなすためのツールとして、公式スマートフォンアプリ「Easy Wallet(悠遊付)」の存在を知っておくと良いでしょう。

このアプリをダウンロードしておけば、台湾旅行中のカード管理がぐっと楽になります。

旅行者にとって最大のメリットは、手持ちの悠遊カードの残高や利用履歴を、いつでもスマートフォンで確認できることです。

アプリに自分の悠遊カードの裏面に記載されている番号を登録するだけで、連携は完了。

これでもう、改札を通るたびに残高表示を必死に確認したり、レシートを見て利用額を計算したりする必要はありません。

「あとどれくらい使えるかな?」という不安から解放され、スマートに旅を続けられます。
複数のカードを登録して一元管理することも可能です。

ただし、旅行者が利用する上で注意したい点もあります。

アプリからクレジットカードなどで直接チャージする機能は、「超級悠遊卡(スーパーイージーカード)」といった一部の特別なカードに限られており、旅行者が一般的に利用するカードでは使えません。

あくまで、残高確認や利用履歴の管理がメインの機能となります。

それでも、自分の支出を把握し、計画的にお金を使いたい方にとっては、非常に役立つアプリであることに間違いありません。

日本で使うことは可能か

「台湾で余った悠遊カードの残高、日本で使えたら便利なのに…」と考えたことはありませんか?実は、驚くことに、限定的ではありますが悠遊カードが日本国内で使える場所が存在します。それは、沖縄県です。2022年11月から、沖縄県内の一部の商業施設や観光地で、悠遊カードによる決済サービスが開始されました。

具体的には、沖縄美ら海水族館やイオンモール沖縄ライカム、アウトレットモールあしびなーなど、約2,000店舗以上で利用が可能になっています。台湾からの観光客が多い沖縄ならではの、特別な取り組みと言えるでしょう。

しかし、このサービスを日本の旅行者が利用するには、非常に高いハードルがあります。

沖縄で利用できるのは「記名式」の悠遊カードのみで、この記名登録には台湾の身分証や電話番号が必要となるため、事実上、台湾在住者向けのサービスとなっています。

したがって、日本の旅行者が台湾で購入した一般的な無記名の悠遊カードは、沖縄であっても利用することはできません。

また、沖縄のモノレール、ゆいレールやバスといった交通機関でも使えないので注意が必要です。
現時点では、日本の旅行者が悠遊カードを日本で使うのは、ほぼ不可能と考えるのが現実的です。

悠遊カードはどこで買うか目的に応じて選ぼう

  • 悠遊カードの基本価格は1枚100元、これはカード本体代で返金不可
  • 購入時は残高0円のため、利用前に必ずチャージが必要
  • 購入場所は台湾現地のMRT駅の券売機や窓口、コンビニが基本
  • 空港のMRT駅やコンビニで買えば到着後すぐに使えて便利
  • デザインは通常版のほか、キャラクターコラボなどの限定版が豊富
  • 限定デザインは主にコンビニで販売され、売り切れやすい
  • カバンに付けられるキーホルダー型も人気で、価格は300元前後から
  • 日本からはAmazonや楽天などのECサイトで購入可能
  • 日本での購入は現地より割高だが、デザインを選べるメリットがある
  • KKdayやKlookで事前予約し、台湾の空港で受け取る方法もある
  • 事前予約は現地価格に近く、チャージ済みプランも選べてお得
  • チャージは台湾のMRT駅やコンビニで現金(台湾ドル)でのみ可能
  • 2泊3日の旅行なら500元~1,000元のチャージが目安
  • 残高が余ってもコンビニやお土産店で使い切れるので安心
  • どこで買うかは「価格」「デザイン」「手軽さ」の何を優先するかで決める
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